長期投資におけるリスクって何だよ

2020/07/29

投資理論

どうも、どうもくんです。

投資をする際によく言われるのが、「自分の許容リスクを把握する」ということだと思います。

一般的に投資商品の中で、国債などの債券は低リスク資産と言われ、逆に株式は高リスクな投資先とされています。

さらに株式の中でも、米国のハイテク産業に位置づけられるような企業、それらを扱う指数は、とりわけ株式の中でもリスクが高いとされています。

今回のお題は、その“リスク”って具体的に何だよってお話です。

リスクとは?

投資家の皆さんが初めて取引をした時、あるいは証券口座を開いたときのことを覚えているでしょうか?

そのときに必ずと言っていいほど見るのが“取引のリスクと費用”の説明だと思います。

どんなことが書かれているかというと、
  1. この商品は価格変動の結果、投資元本を割ることもあるから理解しておけ
  2. ETFとかは運用会社がオワコンになったら思った価格で取引できなくなるかもしれんので理解しておけ
  3. 信用取引とかはお前の思っている以上の金額動かしているから、保証金以上に消えることぐらい覚悟しておけ
といったところでしょうか。
つまりは、投資に費やした額より、その結果の方が下回ることが"リスク"であるわけですね。

まあ、そりゃそーだって話ではあるのですが、あくまで全投資商品に当てはまる話なので、ここからリスクの高低を判断は出来ません。

投資信託のリスクというパラメータを考える

個別株のリスクは、その企業そのものや業界柄が出たりして面倒なのでここでは置いておきます。

投資信託のほうは、企業の経営方針がどうこうとかではなく、あくまで投資信託がどれだけ稼いでくれるかを判断することが主な点となります。
そのため、その投資信託を客観的に評価すべく、リスクというパラメータも存在します。

楽天証券によると、
一定期間ごとのリターン(収益率)が、その指定した期間の平均値から、どれだけ乖離しているかを示す値です。数値が大きいほど収益の不確実性が高いことを意味します。(楽天証券の"リスク(年率)"の説明より)
 とあります。

ざっくりと、「価格の上下が激しかったり、上昇がまぐれだったりしたやつはリスク高いって判断するよ!」っていうことだと思います。

その投資信託が常にリスクの高い状態を維持していると仮定した場合、平均をとれば普通だとしてもあなたの売却するタイミングではかなり価格が下になっている可能性もあるということですね。

ここで私は疑問に思いました。
長期投資だったら価格のボラティリティ関係なくね?

ボラティリティの考え方

ボラティリティはなぜ発生するのか。
私は、投資対象(投信が投資する先の株式など)の価格が決めかねているだけだと考えています。

市場に参加する人は多くいて、それぞれいろんな考えがあり、さらにその隙をついて儲けようとする人までいます。
その結果がボラティリティだと思います。ハイテク産業などはその企業の将来性を決めかねている人が多いので、ボラティリティが高くなってしまうのだと思います。

しかし、その市場で何年も、十何年もたてば、企業は相応の実績を残し、それに合った基本的な株価を形成すると考えます。

もちろん、十何年後の企業はさらに数年後の将来についての価値を決めかねて高いボラティリティのままかもしれません。

それでも、それまでの十何年間の積み重ね(利益や成長)が無視された上でそれが決まるというのは直感的にも考えにくいのではないのでしょうか。

最初に立ち返る

長期投資においてはボラティリティの高さはあまり問題ないように考えられます。
では、本当に考えるべきリスクは何でしょうか?

私は、最低限は元本割れリスクに行き着くと思います。(結局かい)

では、元本割れが起きるのはどんな状況か。市場変化によってその時々の値段は変われど、例えば国債現物であれば、少なくとも額面価格で買って、金利収入を楽しむだけなら元本割れは無いと言えましょう、

株式だとどうでしょう?
私のイメージとして思いつくのは「業績の悪化などで株価が暴落し、低位のまま」という株でしょう。
市場の期待、言い換えれば業績への期待に応えられず、その後も低いハードルすらも越えられないような企業は購入した時の株価に戻ることは殆どないでしょう。

これは基準を元本割れからインデックス以上と設定した時も一緒ですね。
ただただダメとするハードルが上がるだけで、投資の目標年までに成長できない企業は対象外になるわけです。

つまり、長期的になんかしらの理由で低迷するリスクこそが、長期投資においての本当のリスクであると思います。(要はオワコン企業に投資しない方がいいってことですね)


さて、このリスクはどうやって減らせばよいのか。
ぶっちゃけるとインデックス投資であればあまり考える必要は少ないと思います。

その投資先(米国にしろ全世界にしろ別のアセットにしろ)が長期的にオワコンになるかどうか。そこを理解して判断すれば大体は問題ないと思います。

リスクというお題なのであまり適当なことも言えないのですが、私も投資歴2年目でしかないので許してください(諦め)

インデックス投資の観点から考えるリスクや利点は今後記事にしてまとめたいとは思います…

まとめ

長期投資においては、
  • ボラティリティはあまり参考にしなくてよい
  • ボラティリティが高くても今までの実績は積み重なる
  • 投資先が長期的に成長できるかを判断する
これが最低限大切ということですね。

ところで余談なのですが、「ハイテクは暴落します」という謳い文句をぶちまけながら「秘密の10種」を推奨している方がいるそうです()

ハイテク企業の積み重ねた実績はいとも簡単に崩れ落ちるものでしょうか?
その方の投資している10種とやらは長期的に成長できる企業なのでしょうか?

…弱小ブログの煽りはこれぐらいにしておきましょう。

私は投資に詳しくありません。(経済学部卒でもないしな)
しかし言えるのは、「自分で判断したうえで投資はするべき」ということと、「いろいろなところから情報を集めてみる」ことが大事だと思います。

投資は自己責任ですからね。私も間違っている可能性は大いにあります。
最低限は自分で調べるようにしましょうね。

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それでは、皆様の知識の一部になったと信じつつ、今後ともブログを要チェックだ!

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庶民寄りの一般人。投資に向き合うことで自分の人生を豊かにしようと試行錯誤中

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