【保存版】長期投資の「失敗」の仕方を分散投資の目線で考えてみた

2020/08/30

投資理論

※この記事は私がダラダラと何日もかけてかけて書いた記事なので、全体の整合性など至らない点が多くあると思います。そういうのが苦手な人はブラウザバック!

どうも、どうもくんです。

皆さん、長期投資で失敗したことはありますか?

私は投資を始めて丸2年は経っていないので何とも判断できませんが、少なくともコロナ前と比べて投資方針がごっそり変わったので、長期目線の投資というのは失敗していると考えられます。

そもそもデイトレが爆損だがな!
(今は殆どやっていない)

そんな私の事はどうでもいいのですが、長期を見据えた投資となると投資の失敗は避けたいものです。何年も金を注ぎ込んで、その結果資産が増えないようであれば目も当てられ無いわけです。

株クラの中でよく言われているのは、「S&P500に投資し続ければ年率換算で平均7%のリターンが期待できる」というものです。

しかし、これはあくまで過去の実績によるものです。これからの利益を保証するものではありません。

さらに言えば、私たちが購入しているものはあくまで「投資商品」であり、原則として元本保証が無いものになります。

つまり、何かが起きれば投資した資産が吹き飛ぶ可能性まであるわけです。

今回は、分散をして投資するという観点から、「どういうことが起きると投資に失敗してしまうかを考えていきたいと思います。

前提条件


投資先の区分とか、階層の考え方とか結構適当です。こういう考え方、分け方があるんだな―程度に思って見てください。

また、スマートベータとかを考え始めると収拾がつかなくなるので今回は扱いません!

というか2週間前のワイはなぜここを空欄にして去っていったんだ?マジで何書きたかったか思い出せないぞ…

本編 1番細かいところから見ていく


さて、投資をすると言った場合個別株だったり、投資信託(ETFを含む)だったり色々あると思います。個別株はともかく、複数の株やファンドをまとめた投資信託となると、分散の仕方も様々です。
とはいえ、それらは「何か」の集合体なわけですから、1番細かい部分から見ていけば、その投資信託がどこに属するかがわかってきます(多分)。

列挙だけは頑張った

図は各アセット、商品の投資群を区分してみたものです。
いろいろあって良くわからないので、今回は株式市場に絞ったうえで振り分けなおしてみましょう。

図が雑なのはゆるちて

当然ながら、株式市場という大きな区分では個別株が1番細かい投資先になる訳です。

というわけで、個別株から順番に、図の順番で見ていこうと思います。

うん、自明なことに何文章を費やしているの?って話ではあります。

私もよくわからない\(^o^)/

個別株集中


個別株です。他の下層商品(劣っているという意味では無い)に共通することですが、「購入したそのもの」に投資すると言うのが、上層に位置するものと大きく違うものになります。ソフトバンクグループみたいな特殊例もいるが

なので、個別株は投資した「そのものの価値」が投資実績の良し悪しに関わってきます。

とはいえ、下層なだけに投資先となるものも大量に存在します。聞いたこともないような企業の株価が爆上げしていると言うのはよくあることです。

今では3,000ドルを超えるAmazonの株が、昔は数ドルで売買されていたというのは有名な話だと思います。

鋼の意志でガチホするタイプの長期投資で、当時のAmazonの成長性を予見していた人は爆益を掴んでいるでしょう。そして、こう思うかもしれません。

「何でAmazonの将来性を見抜けなかったの?」
「Faceb⚪︎⚪︎kよりAmazonに投資してた方が儲かるじゃん?」

まあ適当に今考えた言葉ですが

とにかく、上で挙げた例に限った話ではありません。なんせ上場企業ってのは沢山あるんですから。今ならAmazonよりテスラかもしれませんね(知らんけど)

集団内を比較すれば頂点に立つ存在が必ず存在する。深い事を言っている様で当たり前のことですね。
頂点の企業に投資できなかった時点で頂点の企業のパフォーマンスに負ける事は確定で、それを判断出来なかった時点で負けと言えるでしょう。

セクター投資


とはいえ、数多くある企業の中からトップとなる1社を掘り当てるというのはよっぽど企業分析をして、特に長期であればその企業の将来性に博打的な賭けをすることになりかねません。

しかし、どこの企業が実現するかは分からなくても、
「実店舗の要らない、便利なEC事業が今後の主流になる!」とか、
「情報量の肥大化とそれを処理する企業の需要でクラウドが伸びる!」とか、
もっと大雑把に「製造業より原価率が低くて、シェアを取れれば爆益なIT企業が強い!」とかは何となく直感でわかる人もいるんじゃ無いんでしょうか。

具体的にどこの企業がやってくれるかは検討が付かなくても、“そういう事やっているところが爆上げする”というのが分かっていれば、手当たり次第その関連会社の株を買い上げて、どっかが爆上げして総合的にも上がる。それがセクター投資です。

セクターといっても大きく製造業と分けるものから、自動車、半導体製造装置、FA関連などより細かい区分けをしているものなど混在していると思います。

ただ、大事なのは自分が「どんな事をしているところが伸びると思っているか」です。
日本の商社的ビジネスが評価される日が来ると思うのであればバランス良く商社株を買えば良いですし、
とりあえずハイテクが伸びそうならハイテクっぽい所に投資しているETFを買うとかになります。
(ハイテクセクターの定義は色々と議論になりそうだが)

このセクター投資の欠点は、本当にそのセクターの事業が伸びるかは神のみぞ知るという事でしょう。

(一部除き)線路的な競合が発生しづらく、定期券収入などの安定した収入を持つと思われた鉄道事業は、人口減少に加えて昨今の新型コロナウイルスの影響で在宅勤務への流れが発生しており、安定と思われた通勤収入が減る恐れにあります。(定期外収入になる観光需要はもっと悲惨だが)

ハイテクも当然万能ではありません。今までは市場の高い期待値に実績を持って返すことで株価を上げていたメガテック企業も、止まらない新規参入などにより自身のシェアが伸び悩み、その期待に満たない可能性もあります。それが続くようであればハイテクは暴落するのでしょう。

というわけで、セクター投資の失敗といえばセクターの将来性の見誤りであり、それに対する煽りといえば

「車とか電気屋で作れるようになるから自動車株とか不要だったろww」
「ハイテクは暴落します。って言ったのになぁ(ドヤ顔)」

といった感じになると思います(適当)

国別投資


セクターの良し悪しが分からないようであれば、いっそのこと国単位で見てしまうのが良いでしょう。
いわゆるGAFAと称される企業はいずれもアメリカの企業です。アメリカの企業が儲ければカネがアメリカ国内に流れ込み、アメリカ全体の経済に良い影響を与えることは想像できるかと思います。(Amazonの悪口はNG)

アメリカ市場に投資するなら米国株式全体に連動する指数が対象のVTIや、アメリカ市場の代表的な企業500社に分散投資するS&P500に連動するETF(VOO)が候補になるでしょう。

たまに米国株式=S&P500指数と断定する人もいますが、実際は大企業の集まりみたいなものです。真に米国株分散をするならVTIなどの全米株式が正しいでしょう。

まあ、500社もあれば分散できているでしょって感じなので好みの問題です。(こっちの方がリターン良いし)

アメリカ以外の投資先なら、中国も候補に入るでしょう。
中国も一時期は凄まじい経済成長によって大きく成長した国です。実際に投資していないのでわかりませんが、この時の中国の成長を見込んで投資していた人はかなり儲かったのではないでしょうか。(シンガポールに行けば会えますかね?)

一方、「失われた30年」とまで言われた日本の日経平均株価は3万8915円という最高値を1989年に付けて以来未だにその域に到達する気配を見せません。日経平均に連動するような投資をしていた人は未だに報われていないのです。

(実体経済を考えるなら、そもそもバブル経済自体が実態経済とかけ離れた上昇であり、日経平均の最高値に戻っていないことを経済衰退の根拠とするのはナンセンスだと個人的には思います)

国のその時の性質によって爆益もあれば大幅な元本割れもありそうです。

将来に目を向けてみると、今後爆発的に成長することが予想される国もあるように思います。(かつての中国のように)
それが中国やアメリカを超えるかは未知数です。
そもそもどんな産業で成長してくるかも想像できたものではありません。
が、国の経済が成長すれば株式市場も相応に成長するかと思います。

というわけで、
「ポストチャイナのインド最高!アメリカ投資は時代遅れ!」
「まだ日本株投資で疲弊しているの?他の国は成長しているのに…」

となるでしょう(適当)

全世界株式投資


次世代の覇権国家なんてわかんねぇよクソが!!

という方は全世界に投資すればいいじゃない。って話になってきます。別名:オールカントリー戦略。

国の配分の良しあしはあれど、基本的にその国の市場規模の沿うような投資配分をしていれば(時価総額加重平均的なサムシング)、国が成長して市場規模が大きくなるにつれて投資割合を増やしてくれます。

一見完璧に見えるやり方ですが、忘れてはいけません。
投資対象は株だけとは限らないということを

債券市場は株式市場の2倍ともいわれる言われる市場規模を持っています。
債券は有価証券なので、市場に出回って取引されます。そこで価格の上昇、下落があって、取引の差額で儲かったり損したりは当然します。

では、発行価格そのままでガチホするようにしたらどうでしょうか?
市場の価値を気にする必要はありません。持っているだけで償還日には額面に書かれている金額をもらえますし、金利が付いていればその分の収入もあります。
気にするべきは発行元の破産と、海外債券だったら為替でしょうか。

債券、というか借金というものは株式よりも優先される資金補填先になります。なので、企業が発行する社債を買って、その後企業が低迷して株価が下がっても、一応償還日には額面だけお金が貰えるわけです(※一部例外の債券あり)

現実問題で債券を買うと言えば国債になるとは思いますが、同様にその国の経済が低迷しても、″破綻しない限りは″額面が返ってきます。


商品市場の話をすると、有名なのはゴールドでしょうか。私はゴールド以外は殆ど調べたことありません。

ゴールドは「価値を保存する石」とよく言われますが、どういうことか。
国がバンバン通貨をすると相対的に現金の価値が下がるけど、ゴールドには影響しないということみたいですが、ちょっとわかりづらいです。

なので個人的には「今に人が欲しがるゴールドの総量と100年後に欲しがる総量は同じ」っていう考え方をしています。
新規に採掘されるゴールドはあれど、基本的にゴールドそのものの総需要は変わらないという考えです。※合っている保証はしません。

さて、昨今の騒ぎで中央銀行から市場へと、大量の現金が様々な方法を介してばらまかれました。
そうなると市場のお金が増えますが、すぐに経済を回復させる効果にはつながりません。介入によって資金調達をしやすくなった企業が、調達した資金で対策をしていくわけですからね。

しかし、そのお金が企業の改善に全く役に立たなかったら?

後に残るのは業績回復ができなかったと烙印を押された企業と、只々ばらまかれた大量の現金のみです。企業の株価は落ちていることでしょう。

そもそも金だけ与えて成長するのであれば、ビジョンファンドは大爆益のはずです

そして、空虚なインフレに素直に反応してくれたゴールドのみが勝ち組になるということになると考えられます。

というわけで、
「株式なんてギャンブル!ほぼほぼ返済保証のある債券が最高や!」
「中央銀行がお金を刷ってくれるだけでゴールドが育つ!株式なんかよりよっぽど安全や!」

というのが煽り文句になるでしょうか。株式の話ばかりしてきたので株式煽りになっていますが、本来は全アセットの相互間で言えるでしょう。(たとえそれが原油でも)

全アセット全世界投資


ここまでくるともはやネタですね。

しかし、今はCFDやETFを通じて、株式だけでなく多種多様なアセットに容易にアクセスできるようになりました。
もちろん完全で本格的なものとは違いますが、比較的少ない資金から自分の思うように分散投資ができるような時代にはなっているでしょう。

私の提唱し始めたDOMIXも、全アセット全世界投資がベースとなり、そこにレバレッジをかけているに過ぎないと言えるでしょう。

これは私個人の主要ですが、全アセット全世界投資のレベルまでくると、リスクは全世界経済の縮小のみに帰着すると考えています。

ゴールドなどの商品が入ることで、只々意味もなくインフレしていく世界に追随してくれます。
正常な市場であれば一般的に株式資産の退避先が債券ということになっているので、株式が下落しても債券はその分上がってくれるはずです。そして株式は企業の経済活動によって自分自身の価値を上げ、株価上昇や配当金による直接的な還元をもって市場の拡大に貢献してくれます。

結局何が言いたいかというと、
市場の金が増え続ける限り全アセット全世界投資は成長し続ける
ということです。

もちろん、アセットそれぞれの規模や相関性は全く違いますし、それに合わせてどうやってアセットバランスを割り振ればいいかという答えはいまだに存在しないかと思います。
DOMIXの配分も結構ノリと勢いで決めたフシがあります

では、こいつの失敗パターンはどんな場合か。
まず、国が緊縮財政を行ったパターン。国がこれをやり続ければ市場の資金流動が悪くなり、その国の経済は停滞してしまうように思われます。

しかし、世界で見れば長続きしないように思います。
なんせ外交関係にしろ経済的優位にしろ他の国より上回りたいと考える国のほうが圧倒的に多いと思うからです。
どこかの国が緊縮財政をとったところで、ほかの国に投資資金が流れるだけだと私は思ってしまいますね。

では次に、そのものの価値の定義が崩れるパターン。
ゴールドなどの貴金属は高価であり、有限の資源であると考えられています。なので今の価値は地球上に眠っているゴールドの量から逆算して値をつけることさえできてしまいます。

しかし、もしこれが超技術的錬金術によって今よりずっと安価に作れるようになったらどうでしょう?

欲しければいつでも適当な時に作れる、一般家庭にありふれたものが果たして今まで通りに「価値を保存する石」として機能するでしょうか?

債券も同様です。金利の裏打ちがあるとはいえ、貸し付けた先の国がバンバンと債務不履行になろうものなら、債券そのものの安定性が揺らぎかねません。

では、これを回避する方法があるかというと、私はなるべくしてなるしかないと思います。対策とか無理じゃね…?つまり諦めます()

思いつく最後の失敗パターン。それは「投資をする意味がなくなる」だと思います。

私は労働とは別の稼ぎとして投資をすることで、複数の収入源をつくり、収入の拡大と安定化を図っています。

しかし、労働収入が税金や支出据え置きで今の1万倍になるようものなら、投資で頭を働かせることなく仕事に打ち込んだ方が効率的に思います。

他の投資家も、「今ある資金をぶち込んでおけば安定して儲かる」から投資をやっているわけで、それよりも労働した方が無難かつ高収入であればだれも投資をする必要がないでしょう。

そんなことが起きるのはどんな世界か
「資本主義はダメ、これからは共産主義で労働だけの時代が来る!」
「まだブルジョアシーの幻想で疲弊しているの?もう時代はプロレタリアートなんだよ!」
ということになるでしょうね。

世界に絶対は無いですが、あなたは地球の全国家が上に書いたようになると考えますか?


まとめ

分散すればするほど、成立する言い訳がめちゃくちゃになる

もちろんこれが儲かるかは別です。煽られるリスクの少ない盤石なものに投資すれば、普通に全アセット全世界投資より投資効率は良くなると思いますしね。
結局は自分がどこのリスクまで想定するかということになります。

リスク判断って、とっても大事


ところで、ここまで読んだ人の中には違和感を覚える人がいるかもしれません。
そう、レバレッジについて全く述べていないのです。

まあ、レバレッジは分散云々でどうにかなるリスクではないので取り扱わなかったからです。
アセットのリスクとレバレッジのリスクは別ベクトルに存在する!

DOMIXとかいう謎の全分散×レバレッジな指数を扱うものとしては、レバレッジのリスクに関しても解説しないとなぁって思ってます。

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本当に書くかどうかは、今後のワイのブログを要チェックや…!

それでは、皆様の知識の一部になったと信じつつ、今後ともブログを要チェックだ!

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庶民寄りの一般人。投資に向き合うことで自分の人生を豊かにしようと試行錯誤中

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