どうも、どうもくんです。
以前同じラベルの、同じ銘柄の記事で「あまり個別株のことは話さない」って言ったじゃないですか。
何か知らんけど、あの記事過去の記事で一番伸びたんですよ。
別の記事でようやく100view達成と思いきや、すぐにそれをぶち抜いて150viewですからね。みんな個別株好きなんですかね。
というわけで、広告収入がなくともいろんな人に見てもらいたい私は、こうやって再びソフトバンクの記事を書くわけです(正直)
幸いすぐにネタを提供してくれましたし(アウト)
そんなわけで、私の承認欲求のために書く今回の記事、スタートです!
ソフトバンクが日経平均採用内定!
前週に大規模な売り出しを発表したソフトバンク、自民党総裁選の見込みを織り込んだこともありますが、連日売りが続いていました。
そんな環境の中、日経平均株価を算出する日本経済新聞社が発表したのは10月1日の日経平均銘柄定期入れ替えについてです。それは市場の予想と異なる結果となりました。
採用:ソフトバンク(9434)
除外:日本化薬(4272)
以前から日本化薬の除外懸念はあったようです。また、市場はどちらかというとファミリーマートのTOBによる非上場化による入れ替え銘柄は何か?というのも考えていたでしょう。
その中でこのニュースリリース。除外が既定路線のファミリーマートではなく日本化薬の除外内定、さらに驚くべきは、今まで全く入れ替え候補の名前に挙がっていなかったソフトバンクが突然の内定ということで、市場は大騒ぎになったのでしょう。(ちなみにほかの候補銘柄はカカクコム、すかいらーく、ZOZOなどが挙がっていたそうです)
※追記:ファミリーマート除外見送りは非上場化が10月下旬の臨時株主総会次第になるためで、その時に臨時入れ替えをする見込みらしい。さっさとやればいいのに
そんなわけで、9月2日の寄りは売り出し懸念の売りを押しのけて前日比+2%弱の上げになりました。
しかし、勢いがあったのも寄りだけ。そのあとすぐに売りに押し戻され、+0.84%まで落ち着いてしまいました。
なぜ寄り程の評価がされなかったのでしょうか?
日経平均に採用されると株価が上がる根拠
一般的に日経平均に採用された銘柄は株価が上がるとされています。
それはなぜかというと、日本の日経平均連動投資信託がその銘柄を買い入れるからです。
指数に連動させるのに一番楽な方法は、その指数の言う通りの銘柄を、言う通りの量で買い込めばいいわけです。
今まで日経平均に採用されなかった銘柄は、当然そのような投資信託に買われる要素がなかったのが、採用されるとインデックスファンドの思惑によって急に買われるようになるわけです。
ETFの市場は特に大きく、日経平均連動のETFの総資産額は合計して13兆円近くなります。(適当に総資産の部分を足し算しました)
それだけ巨大なものが一斉に株を欲するので、株価が上昇するわけです。
どれぐらい買われるのか
しかし、「日経平均に採用された銘柄は株価が上がる」とただ主張するだけでは面白くありません。
私は今回の記事を通じて、結局どれぐらいのソフトバンク株がETFに買われるのかを調べたいのです。
そういうわけで計算していきましょう。
ソフトバンク
みなし額面:50円
このみなし額面というのは、日経平均に新たに採用されるときのお約束みたいなもので、普通は50円になるようです。
そして、株式分割や併合があった場合に、このみなし額面を変更させることで、指数の連続性を保つようです。
みなし額面が50円なら、後に出てくる「みなし値」はその銘柄の株価と同じになるとだけ覚えておいてください。
以下はみなし額面を間違って解釈した哀れな人のツイートです。参考にしないようにしましょう。
ソフトバンクが10月以降の日経平均に内定したってマ?
— どうもくん(4ゆっくり) (@doumokun_4Y) September 1, 2020
そして見なし額面50円とか低過ぎて草
日経平均は基本的に株価ベースの指数で、みなし額面の大小はあまり気にしなくていいものです。(優しいサイトが勝手に計算してくれます)
全体の何%を構成するのか
これはnikkei225jp.comというサイトが日経平均の寄与度を算出してくれているので、それを使います。
これで実際の株価と、日経平均を計算する上でのみなし額面との対応が取れた「みなし値」を知ることができます。
例えば、9月2日引け時点でのファストリのみなし値は63,650で、構成率は9.83%になります。
ここで知りたいのは、ソフトバンクの構成率の細かい値です。
日経平均採用のニュースが出た9月1日の引け値は1365.0でした。
類似のみなし値を持つ株から考えると構成率は0.21%ほどになります。
一応ファストリやSBGで計算、算出をしてみると、ファストリが63650円で9.83%、SBGが39486円で6.10%ですから、
例えばみなし値が1000円なら構成率は0.1544%となります(構成率をみなし値で割ればいい)
そして、ソフトバンクの終値1365.0のときの構成率は、0.2108%になります。
日経連動ETFに買われる額を算出する
さて、上記の構成率というのは、「日経平均に連動させるなら、この株を全体のこれだけ持っていればいいよ!」というものになります。
その日経平均に連動するETFは全部合わせて大体13兆円になるというのは、最初の方に述べた通りです。
ここから何が言えるか。
はい、13兆円のうちいくらがソフトバンクの購入に充てられるかですね。
計算方法はとっても簡単!13兆円にソフトバンクの(暫定)構成率0.2108%を掛け算するだけ!
その結果がこれだ!
ソフトバンクの日経買い額
約274億円
…これ皆さん高いって思いますか?
個人的には拍子抜け感があります。
額的には大体9月2日の1日分の売買代金より少し高い程度、ソフトバンクの時価総額と比べてしまうと0.42%程度に過ぎません。
ちなみに余談ですが、同じ時価総額ぐらいのファストリは、日経ETFに買われている額が1.28兆円、時価総額の19%近くを占めています。
日経平均を算出する上で時価総額は全く関係ありません。皆さんは下記のようなデマを流す人を参考にしてはいけませんよ?
時価総額1800億の銘柄で済んでいたものを、今度は時価総額6.5兆円の株の値動きに連動するようにしなきゃいけないのだから、日本化薬売るだけじゃ足りないわ
— どうもくん(4ゆっくり) (@doumokun_4Y) September 1, 2020
ならば他の構成銘柄も売らなきゃいけないわけで()
さて、売り出しの総額が1兆円を超えてくる見込みのソフトバンクですが、果たして300億円程度のインデックス買いでそれを吸収できるのでしょうか?
個人的にはまあ見ての通りで解釈してしまうのですが、何を信じるかはあなた次第です。
まとめ
今回はソフトバンクの日経平均採用を、日経連動ETFによる購入額の面から分析してみました。
もちろんこの分析自体が間違っている可能性は大いにあります。日経平均の知識が無さすぎてツイートでも間違えまくりましたからね()
ただ、公式メディアの発表でも、1ブログの見解でも、自分でその情報を整理して、正しいかどうかや妥当かどうかを判断する事は大事だと思います。
私のブログは、そんな考える人の手助けに少しでもなれれば幸いです。
それでは、皆様の知識の一部になったと信じつつ、今後ともブログを要チェックだ!
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