SBGがようやく自社株買いの実施状況を報告!…と思いきや

2020/09/28

投資メモ(日記レベル)

どうも、どうもくんです。

私がサテライト投資の範囲内でSBGの株を買っていることは以前にも話したかと思います。

その購入に至った理由と言うのが、将来のITを夢見たわけでも、実質資産価値と乖離しているからでもなく、「大規模な自社株買いを発表して、実現しているから」と言うものになります。

市場への資金還元手段はそんなに多くなく、1つは配当金、もうひとつは今回の例でもある自社株買いの2つしか無いと私は思っています。(無知なだけかもしれない)

それだけ貴重な自社株買いを、しかも大規模に実施して、実際に株価を上げまくっている、しかもまだまだ買いしろも多いからプラスサムゲーム継続や!といった感じで買い向かった記憶があります()

そんなわけで、購入以降SBGからびっくり仰天なリリースが連発しましたが、私の中では自社株買いの実施状況のレポートが本命でしたw

過去の例を見ると大体10日あたりで取得状況が報告される(直近で満了した場合を除く)のですが、今月は中々発表されない…

そして15日のリリース、発表されたものは実に意外なものでした…

追記:本記事の途中までの文章は9月20日に書かれたものです。一体どんな神経をしてたらこれだけほっとけるのでしょうか…

自社株買い取得状況が公表!


前日にARMの売却発表が出されて市場が騒ぎになっていた中、ようやく自社株買いの取得状況について適時開示が行われました。

しかしいつもと様子が違います。
題名は「2020 年 6 月 25 日の取締役会決議に基づく自己株式の取得状況 及び 2020 年 7 月 30 日の取締役会決議に基づく自己株式の取得状況 に関するお知らせ」というもの

今まで通りであれば並行して2つの自社株買いをやっていたとしても、決定の早いもののみを題名に添えるのですが今回は両方載っています。

2つ同時と言っても実際は片方の自社株買いが満了してからもう片方の自社株買いが始まるので、そっちが満了するまでは買うことが無い=報告する理由も無い。という訳です。

じゃあ、何でこう言う書き方をしたかと言うと、まあ直接見たほうが早い()
現物は各自で直接見てもらうとして、ざっくり要約すると

「8月4日からインサイダー取引に成りかねない重大発表抱えちゃったから、31日まで自社株買いやってないで〜」

って事になります。

・・・え?

いや、インサイダー取引ってなんだよって話です。そして8月から一切買っていないという事実。自社株買いを期待して買ったワイは自社株買いの無いタイミングで買ったのか。

まあ、SBGの場合心当たりがある事象がありすぎて困るぐらいなので一体どれが関係するかまとめてみましょう。

インサイダー情報になり得るものは?


では下記にざっくりと関係しそうなものをリストアップして、それぞれコメントを書いていきますね。

  • LINE合同買い付け開始
  • ソフトバンク株大量売り出し
  • SBGが米株オプション大量保有関連
  • Arm売却
  • SBGのMBOの噂

LINE合同買い付け

一応適時開示に出ていたものです。コロナの影響で延期になりつつあったLINEの買い付けを正式に合意したというものです。

しかしこの適時開示は8月3日のもの。自社株買いを止めた日と一致しますが、そもそもインサイダー情報は適時開示する前から企業が知っているからインサイダーと言うわけです。

つまり合意が大筋決まったのがもっと前だと想定すると、これが該当するとは考えづらいでしょう。

ソフトバンク株大量売り出し

適時開示に出たのは8月28日です。これによるSBGへの流入金額は1兆円を超えるもので、4.5兆円プログラムだけでなく中長期的な資金確保という方針が示された最初の場面でもあります。

個人的には十分インサイダー情報になり得るものだと思います。しかし8月4日に決まって、証券会社を呼んでとやるのにはちょっと時間が足りない気がしなくも無いですね。

ついでに言うなら、28日公表なら次の営業日である31日に買い始めても問題ない気がします。でも31日まで一株も買ってませんって言い切っているしなぁ…

SBGが米株オプション大量保有関連

これが明るみに出たのが9月上旬あたりです。
その後オプションは売り抜いただの、普通に大量に持ってて株下げで爆損しているとも聞きます。

とはいえ、現物出資でも無いオプション取引でインサイダーになると言うなら極端に爆益か爆損かしか無いのでは無いでしょうか。

SBGは、オプション取引に関する適時開示はダンマリ。自社株買い報告書に書くぐらいなら適時開示の一つぐらい出しても良いのでは?
あるいは決算を待つしか無いかもしれません。

Arm売却


大本命です。適時開示は9月14日で、この日の株価は急上昇しました。8月4日にNVIDIAへの売却というのが大体決まって、そこから基本合意、発表まで1月半かかると言うのが何となくあり得そうな日程だと思います。

売却額も現金だけでも総額100億ドル。NVIDIA株が総額400億ドルと、ソフトバンク売り出しが霞んでしまうような額です。(もっとも各国の審査が完了する見込みの1年半後までは一部しか支払われないが)

適時開示のタイミングもこれと裏付けているような気がします。Arm売却が適時開示に出たのが9月14日の寄り前。そこから株価がしっかり上がってから、自社株買いの適当開示が15日の引け後です。

先述したとおり、自社株買いの適時開示の普段の発表は10日です。それをずらして15日に発表したのは、
「報告すべきことは全部報告したからな。明日からは自社株買いするぞ」
と暗に言っていたのでは?と思います。

SBGのMBOの噂


これはあくまで噂です。しかし内々でこの話が進んでいるとしたらかなりのビッグニュースではないでしょうか?

噂が立ったのは9月中旬頃でしたでしょうか。
次々と行われる自社株買いを根拠に、オプション取引に対する外部の批判から、よりしがらみのない活動を行うことが目的だと記事にはあった気がします。

ソフトバンク株を20%近く売り出して4.5兆円プログラムに必要な額以上の現金を手に入れた事も、根拠の一つと言えるでしょう。

当然と言うか何というか、SBGはこれに対してダンマリです。

さてこの件に関して私は、
「空想はあるかもしれないけどまだ決まってはいない」と考えます。

確かにソフトバンクの売り出しでSBGは1兆円近い現金を入手しましたが、おそらく足りないでしょう。Arm売却の資金が本格的に手に入るのは少なくとも1年半後ですので、それ以降でないと動けないのでは?と思います。

むしろ売り出し分で足りるのであれば、Arm売却の決定を遅らせて、株価の低い状態でMBOを仕掛けた方が有利だと思います。(その後にNVIDIAがArmを受け入れるかは未知数ですが)

何よりMBOでクローズするのであれば、「4.5兆円プログラムに基づく」自社株買いを見直す必要が出てくると思います。(MBO発表までは自社株買い不能、発表後はMBOによる買いと混ざるが実現可能なのか?)
しかし、4.5兆円プログラムに関しては変更はないとはっきり書かれているあたり、自社株買いは(予定より遅れても)完遂されると私は考えます。

所感

私的には、ソフトバンク売り出しとArm売却という大きな情報がインサイダー情報と判断されて、今回の様な結果になったと考えます。

SBGのMBOも、あったとしてもArm売却の承認が現実的になったタイミングでないと決められないと思います。何ならNVIDIAの大株主として上場し続ける可能性も十分にあるでしょう。

謎の多すぎるSBGですが、今後の動きも注目ですね。とりあえず自社株買いを再開してワイの含み損を助けてくれ。

それでは、皆様の知識の一部になったと信じつつ、今後ともブログを要チェックだ!



以下はおまけです。勝手な妄想を書いていくぞ!

おまけ① 自社株買いの終了日の謎

実は今回1度も買っていない自社株買いの前に、終了している自社株買いがあります。

その購入期間は実質的に6月15日〜8月3日です。
そう、終了日がインサイダー情報を持って自社株買いを止めた日の前日なのです。

この自社株買いは5000億円の枠をほぼ満額使って終了しています。
仮に8月4日より前に情報を把握していたのであれば、インサイダー取引の観点から満額到達前でも一旦凍結するべきでしょう。
逆に8月4日以降に把握していたのであれば、該当日までは自社株買いを進めても問題無いように思えます。
なぜ自社株買いが満額終わったタイミングで丁度よくインサイダー情報を把握できたのか。おかしいと思いませんかね?

…まあ、大人の事情と言ってしまえばそれまでではあるのですがね。モノの解釈は人次第です。

あえてクリーンに前向きに解釈するのであれば、「自社株買いの取得状況を見て、MBOする方向へと当日舵を切ったため」とかが考えられるのかなと。

真相は不明ですが、大した価値のない噂程度に解釈頂ければ幸いです。

おまけ② SBGの早期MBOのスキーム


個人的にSBGはArm売却が済まないとMBO出来ないと思っています。それが完遂するのが1年半後。

長い、あまりにも長すぎる。

仮にインサイダー情報がMBO関連の情報であれば、少なくともMBOが具体化して発表できるレベルになるまで自社株買いが行われないわけです。

ならどうすれば早期のMBOが出来るか。妄想してみた。

個人的に思いつくのは、NVIDIA株を引き渡す契約をどこかと結び、見返りに即時で現金を取得するというもの。

引き渡す株は売却成功で手に入るNVIDIA株で、手に入る前提で契約を予め結んでおくということです。

多少はディスカウントして売却することになると思いますが、即時で大量の現金を手に入れるのはこれしか無いのでは?

先物のプットオプションとか使えば似たような事が出来るかもしれないけど、ワイはオプション取引詳しくないので許して〜

以上、妄想終了

それでは、皆様の知識の一部になったと信じつつ、今後ともブログを要チェックだ!(2回目)

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庶民寄りの一般人。投資に向き合うことで自分の人生を豊かにしようと試行錯誤中

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