電験三種に合格しました&人の学力とは?

2020/10/25

日常雑記


どうも、どうもくんです。

私事ですが、「第三種電気主任技術者」と言う試験に合格しました。

実際に合格証明が届いたわけではないですが、サイト内に受験番号を検索したら合格者一覧に入っているって出たので多分大丈夫でしょう。

これがどんだけすごいことかというと、今年の合格率は9.8%
比較的難関といえる試験に合格したと言えます。

もう少し解説すると、第三種電気主任技術者(以下、本記事では電験と省略)は一年に一回しか試験を行っていません。
理論、電力、機械、法規の4科目から成るのですが、一回の試験でいずれかの科目に合格すれば翌々年の試験までその科目の試験を免除できる制度があるので、必ずしも1年で一気に勉強しなければいけないってこともないです。

それこそ、4科目を1発で合格できる人は非常にまれだと思います(1発合格率は3%ぐらいらしい)。上記の合格率は4科目1発に加えて、すでに持っている科目合格の権利を合わせて合格した人を含んでいます。

私の場合は後者です。2018年に法規を合格、2019年に理論と電力を合格し、今年に機械に合格した形です。

ちなみに、私のやり残していた「機械」科目の科目合格率(4科目合格を含む)は11.4%だったようです。機械は毎年科目合格率が非常に低いことで有名です。
合格ラインは60点で、自己採点の点数と一致しましたw ギリギリセーフw

というのはまあどうでもいいのですが
大してまとまってもない個人の自慢を聞いても仕方がないわけで。

今回話題にしたいのは、第三種電気主任技術者の試験が五肢択一方式であるということです。んで、択一問題の試験っていうほど価値あるか?というお話です。


試験というと大体は多肢択一方式か記述式かの二択ですね。

大学の緩い授業の試験は多肢択一問題が非常に多かった思い出があります。

んで、私はそのマークシート方式に比較的強いタイプなのだと思っています。少なくとも本来の学力と比べれば…

なんて言うんですかね?択一問題って少なくともその中の一つは正解であるわけです。
言い換えれば、問題というスタートと、解答というゴールがすでに用意されているわけです。

そうすると私はどういう解きかたをするか。
ここにあやふやで覚えてきたそれっぽい式を入れてみる。
近い値が出てきたけどずれている気がする…ああそうだ、このパラメータを使うにはこの式だ。そういえばこの公式なんか忘れているところが…これか。

といった感じで、割と適当に入れてみてから考える方式で解いています。
これが記述式だとしたら、とりあえずで式を入れたところで答えがあっているかわからない状態のまま解答を書くしかないわけです。

択一問題の場合、解答が選択肢になければ絶対計算が間違っているという保証にもなるというのが素晴らしいところ。製作者側がそのミスを想定して選択肢に入れている可能性もありますが…

あとは個人的に電験を受けて思ったことですが、五肢択一の中でも「ぜってぇあり得ないわこれ」みたいなものが計算、知識問題を問わずあったりします。行き着く先は実運用での取り扱いなので「こんな値のものがあっても使い物にならない」といった感じです。

結局、私は最初から推測するのは苦手で、最初からあるものから修正するのが得意なのだと思います。それが択一問題だと非常にマッチングしていると。


さて、そういう解きかたをしている人に「そのモノの深い内容」がわかるかどうか。

電験の三種より上の二種などを受けるときもそうですが、電験三種を受験しようとしている人に「これどうやって解けばいいですか?」と聞かれても説明できる自信は全くありませんw

実務で電験の内容を使う人(いるのか?)はなおさらでしょう。「お前電験持っているのにこんなんもわからんのか」と。

記述式で正しい解答を出せるということは、最初から最後まで一貫して解答できるということですから、上記のようなギャップは択一式と比べると少ないでしょう。

結局そうなると、択一式の試験に合格したところでその本人の何が良かったかが測れないのでは?と個人的に思います。

試験である以上、その試験に出されるモノの理解が求められるのが普通ですが、ただ最低限知識の引き出しを作れるようにしておけと言うのか、関係する問題に対して説明できるだけの力をつけておけと言うのでは全く違うものを求めているわけです。

話は飛びますが、TOEICの点数が高くても外国人と英語でしっかりコミュニケーションしたり、英語でプレゼンができるとは限らないのと一緒です。あくまでペーパーの試験(しかも択一式)でいい点が取れただけで、TOEICの点数が高い=英語ができる≒英語で話せるとはならないわけです。

余談ですが私のTOEICの最高得点は530点です。500点以上取ると英語の授業を一部代用できるとのことで2回チャレンジして何とか取りましたw
子供のころから英会話を習ってたのを考えると低いかもしれませんがね…

何かしらの資格を取ったところで、その資格の性質を理解しておかないとその人を高く買いかぶってしまう結果になるでしょう。

個人的には「この資格がないと業務に従事できない」とかの資格では、記述式で一貫した解答のできる人を合格にすべきだと思います。

国家資格の大体は60点以上で合格で多肢択一式の試験が多いように思います。
こう書いていると、国家資格って持っていても「それを一通り勉強した証」にしかならないのではと思ってしまいます…

とは言え、少なくともそれを盲信している人が多い限りは、有効に立ち回れるいい資格だと思います。なんだかんだ電験の合格率が低いのは事実ですしね…


疲れたので無理やりまとめに入りますが、
  • 択一式、記述式で解きかたの論理は違うはず
  • 問題の質だけでなく、解きかたの論理にも得手不得手が出てくる
  • だから電験三種を取ったからってワイを買いかぶらないでくれよ!!

こんな感じです。記述式を推進すべきだは個人の意見でしかないのでまあ…あと私が試験に合格しづらくなってしまうので…

択一式や記述式の是非は結構めんどくさい議論になるとは思いますが、私個人の体感や意見はこんな感じです。意見はTwitterかコメント欄にお願いします。

皆さんは、すごそうな資格を取っているからってその人を信用するのではなく、その資格の本質を見て人を判断しましょうね♪

それでは、皆様の知識の一部になったと信じつつ、今後ともブログを要チェックだ!

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庶民寄りの一般人。投資に向き合うことで自分の人生を豊かにしようと試行錯誤中

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